「これからもよろしくね」

「う、やばい」。
腰のあたりだ。
なんか重い。
腰を痛めたかも。
先週、のことだ。
原因は?
自動車の屋根につけるラックを取り外したときかも。
寝返りを打つのも痛い。
眠れない。
「こりゃやばい」と思った。
数日して、腰ではなく右足の股関節の周辺の筋肉が痛いということがわかってきた。
歩くのにもびっこをひくありさま。
秋風が急に冷え込んで、血行もよくなさそう。
こりゃ「長引いたらもっとやばいな」と不安になってきた。
そんなわけで農作業もせずにいた。
ここにきて、ようやく痛みがひいた。
腱や筋肉の恢復には1ッ週間や10日間はかかるんだなと思った。

 

昨日は松の剪定ができた。(写真)
うちは新野町の旧農家。
山あいの隆起を利用して、先祖が松や栗を植えています。
なので、松葉を剪定しないといけないわけ。
さて、剪定業者でも松の剪定だけは上級者がやります。
松葉をどう残し、どうコンパクトに枝ぶりを維持するか。
経験と技がものをいいます。
私は、デスクワーク中心のコピーライター上がりですが、大阪で自営をしていた2011年の311で「消費文明もエネルギー多用文明も転換するに違いない」と感じたんです。
そこで、「販売消費促進やエネルギー使用促進に励む広告制作の値打ちはだんだん下がる」とみて、これからは自然豊かな分野で調和しながら仕事ができる業務として「剪定業」がいいな、と考えて副業としてそれを始めることにしたんです。
もちろんそれまで経験があるわけでなかった。
歳もアラフィフ(50歳前後のこと)。
そんな身でありながら、羽曳野市の造園屋さんの門をたたき、丁稚アルバイトで選定の庭にてお手伝いさせていただき、文字通り「見様見真似」で技を盗んだんです。
その後、徐々にハサミや機材をそろえていき、自動車もバンタイプの荷台をフル活用して、屋根にはラックを取り付けて三脚を載せて現場に行きました。
だから自動車の屋根にラックがついてたわけ。
で、車の入れ替えのためそれを外した時に、腰を痛めたわけです。

 

 

大阪から阿南に戻って1年。
いまは阿南では請負いで庭に入ることはないんですが、自宅だけでも草刈りと剪定がけっこう必要なので、自分の庭だけを中心にやっています。
脚立を上がり降りしても腰、右足は大丈夫でした。
よかった。
ホッ。
だけど、高齢化してくると誰でも持病や、痛い部分弱い箇所がでてきますね。
私も1ッ週間前は「このまま治らず、痛みが持病になったらどうしよう」という不安感がありました。
もし身体が頑丈でなければ、これから始まる自給自足時代には役に立ちません。
これからは、エネルギーも不足し、医者や薬も不足し、自給自足の知恵や技能を、体を使ってやっていかなければなりません。
腰のあたりを手でさすりながら、自分の体に「ありがとう、これからもよろしくね」とつぶやきました。