プーチンを理解する。

プーチンが見えない。プーチンが分からない。しまいには、プーチンはパーキンソン病だ。などとプーチンの思考と行動を読み解くのに苦労している西側ですが。みなさんは関心がありますか?私は関心があったので調べてみました。

プーチンの武力行使にともなう演説です。

私たちに干渉しようとする者は誰でも、ましてや我が国と国民に対して脅威を作り出そうとする者は、知っておくべきだ。
ロシアは直ちに対応し、あなた方を、歴史上直面したことのないような事態に陥らせるだろうということを。

私たちは、あらゆる事態の展開に対する準備ができている。

この解釈です。

ロシアの経済力が韓国以下しかない状況で、NATO相手に勝てるのか?さらにプーチンを追い詰めると、最もコスパのいい兵器~核の使用に行きかねない。「歴史上直面したことのないような事態」とは核使用のことではないのか?

と思っていた私ですが。じつは金本位制に伴うアメリカドルつぶし~そしてグレートリセットへの雪崩、という「金融戦争」が本意なのではないかと思えてきました。

じつは、ウクライナ武力行使には、いろいろなレイヤーが複層しています。

 

■今回のプーチンの目的

①ウクライナが地政学的に重要だから、ロシアが奪還する。
②ウクライナ政権は、2014年、アメリカネオコン(CIA)がネオナチを使って傀儡政権を樹立した。いつものアメリカの手口であった。よって、ロシアはもともとソ連時代の領土だったウクライナを奪還しようとしている。

③これに加えて、「歴史上直面したことのないような事態」とは、「基軸通貨ドル」を暴落させてしまう、という「金融戦争」が本意なのではないか?

過去記事にて何度も記載しております通り、米国の中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)を支配する者たちのパワーの源泉は、ドルという価値を「無から有を生じさせる信用創造」で、じつはタヌキの枯葉、ただの紙切れなのです。

このほど、ロシアが金本位制に向けて舵を切ったことで、「不換紙幣でありながら基軸通貨と言う矛盾を抱えた米ドルが沈む」ことになります。これこそが、プーチンが大統領就任後にオリガルヒーを追放したのと同じ文脈で、アメリカの金融財閥を叩こうというものではないでしょうか?

プーチンがオリガルヒーを追放した哲学は、ウクライナに巣食うネオナチを毛嫌いし、もっというとネオナチへのスポンサーを毛嫌いしている哲学に連なって今があるのではないか。そうすると、プーチンがシュワブの世界経済フォーラムにおいてシュワブと握手している、娘を世界経済フォーラムに入れている、ということと整合性が取れないのですが、そこは投稿の後半に見ていきたいと思います。

 

東西冷戦の終結とともに、中間領域の各国がNATOに加盟。ロシアはどんどん追い詰められていた。ウクライナがNATOに入ったら、ミサイル防衛もできないから、実際、プーチンは焦っていた。


■プーチンの人生観

プーチンは1952年、レニングラードで生まれた。父は若い時にKGB(ソ連国家保安委員会)にいたこともあるが、戦後は機械技師として鉄道車両を生産する工場勤務だった。母は近所の工場で働く決して裕福ではないごく普通の家庭だった。ここからわかることは出自からして、国際金融勢力とは無縁な過去が見える。

プーチンは決めたことはまっしぐらに実行する人生を歩んでいる。成長した60年代、KGBで過ごした70年代のソ連を考えると、東西冷戦の中を超大国アメリカに対抗するため全力で戦うことが正義だったと考えられる。プーチンはKGBのスパイに任用され、「上官の命令があれば、戦争を仕掛けることもあり、要人を暗殺することもある」という冷酷な価値観の中で生きた。ただ、それは国際金融勢力の冷酷さではない。例えばゲイツが殺しを企画実行する冷酷さとは、使命感が異なる。

ロシアは経済的には今もGDPが韓国以下の貧しい国家だ。かねてよりアメリカに大きく差をつけられ(GDPが13分の1)、大半の国民は貧困の中にあった。余談だが、私はアマチュア無線が趣味で若いころロシアのウラジオストクの人と交信していた。当時40年前だが、ロシアの無線機はモールス信号が音程を変動させてうねるような音だった。この原因は電源の貧弱さで、おそらく交流電源の不安定さ、無線機に使用する部品の不安定さなど、貧しい技術が背景にあった。プーチンはロシアの貧しさをよく知っており、財を独占するオリガルヒーを追放した動機になったのだろう。

プーチンはKGBに入った時には義務により共産党員になった。ところが共産党員は大半がユダヤ人だった。やがてロシア革命はユダヤ人による革命で、ロシア人は彼らの犠牲を強いられていることを知った。国際情勢と東西冷戦の仕組みも知った。ソ連崩壊と新生ロシアでユダヤ系金融グループが暗躍し、ハイパーインフレが起こりロシア国民が窮乏していくのを目の当たりにした。混乱に乗じたオリガルヒたちが国に群がるハイエナに見えた。「何としても彼奴らを追放してやる」プーチンは決意を固めた。こうした背景をみると、プーチンに国際金融勢力を投げ飛ばす柔道精神が一貫して流れているようにも見受けられる。

 

■戦争屋アメリカ

第一次世界大戦後の世界の戦争・紛争を操っているのは、ディープステイト≒国際金融資本家≒ユダヤ資本家≒軍産複合体≒ネオコンであることはみなさんご承知の通り。したがって今回のウクライナも彼らがネオナチを資金援助して牛耳ってきた。

米国の歴史は常に戦争と共にあった。独立戦争に始まり、アメリカ先住民族との戦争、南北戦争、二度の大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、そして、アフガニスタンやイラクなどでの対テロ戦争と、常に米国は戦争を行ってきた。トランプ政権も、対IS(いわゆる「イスラム国」)の軍事作戦として、イラクやシリアでの猛空爆を行ってきた。同一の資本家が戦争を仕掛けて、爆撃する、復興すらも同一の資本家が手掛ける。さっそくウクライナにIMFが1600億円融資するという。

サヴォイ一族は両方に傭兵を貸し付け、ロスチャイルド一族は両方の勢力に資金を貸し付け、金を儲けている。今回のウクライナでも米民間軍事会社アカデミの傭兵部隊が暗躍。アフガニスタン紛争、イラク戦争、2014年の民主化運動後のウクライナなどで活躍してきた。傭兵としてスゴ腕集団というだけでなく、CIAからテロリストの暗殺などを請け負い、ドローンを駆使して敵をせん滅するなど、テクノロジーもすさまじい。

■ドルの暴落時日本はどうなるか

プーチン仕掛けるところの金融戦争でドルの暴落が起きるわけですが、そこで日本の外貨準備高は紙切れになり、為替介入ができなくなる。円が急落した場合、ドル売り・円買いで対抗することができません。自国通貨を守ることができず、通貨暴落の憂き目に遭い「日本人の生活がとても苦しくなる」のです。超インフレ超恐慌の社会。
日本は西側とかいいながら日米同盟国なんて調子こいてますが。この展開を見てる限り、日本の未来は暗澹としますね。

 

■中国の動き

基軸通貨・米ドル崩壊を進めてきたのは中国・ロシアですが、非ドル決済のアジアインフラ投資銀行(中国)に参加しているのは70ヶ国で、日米が最大出資国であるアジア開発銀行の参加国を上回っています。すでに中国は次代の覇権国家になろうと準備万端。内紛や、不動産デフォルトや、三峡ダム破綻がなければ。

 

■ロシアの非アメリカ金融の歴史は

2005年:旧ソ連が抱えたIMF債務を完済。BRICs諸国が保有する米ドルや米国債権を手放して金の爆買いを開始。
2020年:ロシアの通貨準備のゴールドが米ドル債を上回る。
2021年2月:プーチン。米ドルからの完全なる独立を宣言。米ドル債保有ゼロを目差す。
長年にわたり綿密に計算していることが分かります。プーチン発狂とか、とんでもない。ロシアの非アメリカ金融の歴史も中国が非アメリカ金融を進めている歴史も共同歩調のようにみえる。中国を軸にしたデジタル元による新しい経済圏が確立される。ロシアはデジタルルーブルかな。

 

■アメリカのデジタルドル

焦ったバイデン大統領は、さっそく2022年3月、デジタルドルの導入に向けた検討を政府機関に指示した。だが信用膨張しまくりの米国や日本は発行総額が大きすぎて金本位制できる額ではないようだ。
来たるべき未来は「金本位制」でデジタル通貨になる経済圏がBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)を中心とする国々だけかもしれない。中国では国の通貨「人民元」をデジタル化する実証実験が本格化。そしてロシア銀、カード発行で中国に注目-ビザとマスターカード業務停止で、デジタル元がロシアに乗り入れでもすれば、まさに、「基軸通貨ドル」を暴落させてしまうことができる。「歴史上直面したことのないような事態」が起こりうる。そこまで読んだからルーブル暴落、スイフト経済圏仲間はずれでもプーチンは平気な顔してるいるのかも。

 

■さらなる未来は中国ロシア式世界連邦政府

こうしてBRICs覇権が完成していくと、ここから世界連邦NWOの完成が見えてくる。中国式の金融覇権が完成しロシアが盟友となり、世界連邦を運営する中軸となるという流れだ。
が、そのとき、今の首謀者である「ディープステイト≒国際金融資本家≒ユダヤ資本家≒軍産複合体≒ネオコン≒医薬マフィア≒ゲイツ財団など」はどうなるのだろうか。引っ込むのかな?主導権争いかな?

 

あと、プーチンはシュワブの盟友だった説、娘もシュワブの秘蔵っ子説だが、どうもスパイとして接近してたんじゃないかな?父子ともに元KGBだけに。

 

しかし、以下の情報からはプーチンがシュワブの盟友だった説も、かなりの濃厚さが伝わってくる。

日本や世界や宇宙の動向より

この論で行けば世界中を戦火に巻き込んで、第四次産業革命で再生していくという流れになるわけで。単なる局地戦では話にならないので、世界中から人権・生命・平和の声が高まるのに対して、プーチンは悪玉として世界中を戦争連鎖に巻き込むことで、シュワブは労せずに世界の解体と第四次産業革命で再生していくことができると。


そしてほどなく中国が出てきて、戦争のアジア地方での拡大に向かうと・・・。その混乱の後、ワクパスと免許証とマイナンバーと保険証と通帳が一体化してしまえば・・・?完全なる監視体制の完成。どうやらこれがもっともコワイ....っていうお話でした。本日の投稿はこれにておしまい。

しかし恐怖ってどうして人間を拘束できるんだろうね?次回は恐怖を使った人心掌握について語ります。ではみなさんさようなら。

だけどなんで泣いてるの?プーチン...。

「アラブの狂犬」と悪人扱いされていたカダフィだったが、 自国の通貨発行権を守り、国民には富を分配し家と教育を与えた。大人気の指導者だった。だが、米国ネオコンなど侵略勢力に対しては吠えた。

プーチンはどうか。必要以上に冷酷かつ戦闘好きとされ、その像がゆがめられていると思うのは私だけか。

国民と同胞に優しい独裁者。それは独裁者とか狂犬とか言わないよ、よき指導者としか言わない。