ドイツ銀行、土俵際。

ドイツ銀行をめぐる世界秩序の再編見込み(分析レポート)
ドイツ銀行がとんでもなく危ない株価になっている。
もしこの銀行が破綻したらどうなるのか。
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❶ドイツ銀行の収益源
通常の銀行ではありない額のデリバティブを保有運用。
規模 総額が7500兆円
「ドイツ銀行と言えばCDS」と言われるほど、CDSという博打金融商品で運用
比較)ドイツ(GDP:4兆1200億ドル)で世界4位 EU1位
ドイツのすべてをドイツ銀行に投入しても7500兆円デリバティブに及ばない
※巨大すぎて破綻させられないのがEUの総意だが・・・
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❷ドイツ銀行黒字と倒産危機再燃
ここ数年の株価安定の理由
21年、純利益2500億円 7四半期連続の黒字(12年以降で最長) 2年連続黒字
3億ユーロ(3億3900万ドル)規模の自社株買いと2021年の配当を発表した。
だがいま、ロシアガス禁輸でドイツ経済に、第2次世界大戦後最悪の危機
ドイツ経済失速はドイツ銀行の倒産危機再燃
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❸ドイツ銀行の倒産でどうなるか
1)中国経済の崩壊で、不動産デフォルトを連鎖
2)ドイツ銀行は即破綻する!
  兆候が株価の下落 添付参照
3)本当の問題は、「ドイツ銀行の倒産だけでは済まない!」
  影響が世界に波及
★重要)ドイツ銀行のCDS債権は、多数に分散されて世界中の各銀行で所有中。
つまり、ドイツ銀行が溶かした7500兆円の世界経済連鎖破綻が起きる!
一説で農林中金やjaもCDS債権保有。(倒産時は連鎖)
★規模)リーマンショックは、65兆円ほどの損失規模でしたから、その115倍以上
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❹ドイツの国民性
ドイツは統一以来四回目の崩壊だから腹が座っているが。
(ドイツ帝国、ワイマール共和国、ナチスドイツの三回で、今回のドイツ連邦が四回目)
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❺ドイツ危機の理由
ドイツ経済はロシアの天然ガスに依存してる
ロシアがドイツに供給する天然ガスを通常の半分以下に。
1年で国内総生産は最大12%のマイナス、4290億ユーロ(約57兆円)の損失になる。
0.5〜5.6%の成長率を失う。
ドイツ企業の1/3が来年度の事業が現在より明らかに悪化すると考えている。
ドイツ銀行庁「欧州最大のドイツ経済が破綻の危機に直面している。」
これはドイツ銀行の経営にマイナス。
露全面禁輸に踏み切った場合さらに壊滅的。
●ドイツ中央銀行:EUのロシア産ガス禁輸により、2022年にはGDPが5%減少し、エネルギー危機とここ数十年で最も深刻な不況が引き起こされると警告。
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❻無茶苦茶
ドイツ政府は石炭火力発電のフル稼働を打ち出した。CO2を忌み嫌ってきた「緑の党」新政権だが背に腹は代えられず「掌返し」だ
ドイツは3基の原発の容認 「緑の党」党是もなくなってきた
ドイツは電力不測をフランス原発から購入
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●構造
★ウクライナ戦争は、別名:経済戦争である。
★米国=nato=g7=eu連合は、ロシアをスイフトから締め出し禁輸で締め上げた。
★いったんはルーブル暴落、ロシアデフォルトの勢いで米国勝利機運。
★ところが、ロシアガス禁輸でドイツ経済が蒼白。
★上記❺のとおり、eu最大の経済大国ドイツ経済がガタガタ。
★ロシアは結果的に、ドイツ経済破壊のボタンを握っている。
★戦争の世界拡大と、核戦争の開始機運(武力戦争)と、
 ロシアのドイツへのガス全面停止(経済戦争)は、
 同じように戦闘効果がある。
★これは、「世界秩序をどう見るか」の問題である。
★世界はロシア=中国=ブリックス陣営の経済金融グループと、
 米国=nato=g7=eu連合に分断された。
★過去のオールグローバル交易の世界観はもうなくなった。
★国連など国際機関は調停権限を持たない。
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●今後どうなるか 予想
★世界支配している、世界経済フォーラム・ダボス会議は
 至近の「グレートリセット」を宣言。
★「グレートリセット」は世界金融の崩壊をいう。
★「グレートリセット」は世界の再度の統一(政治経済文化)をめざす。
★そのためには世界の覇権国家米国さえ用済みである。
★ダボス会議諸君は、米国オイルダラーの覇権体制を捨てている。
★したがって、米国ドルの凋落がはなはだしい。
★そうしてみると、米国=nato=g7=eu連合を見捨て、
 ロシア=中国=ブリックス陣営の台頭を容認。
★実際人口比率ではブリックス陣営は世界ナンバーワン。
★しかも中国のデジタル人民管理進捗は世界でナンバーワン。
★信用スコアを人民に割り当て人間を高度に管理監視。
★じつは「グレートリセット」の目的は
 世界人類を中国型の管理監視下に置くこと。
★だから、ロシア=中国=ブリックス陣営の台頭は必然の帰結。
★そのためには、
 ロシアのドイツへのガス全面停止(経済戦争)が実行され
 ドイツ銀行の倒産から世界の銀行の連鎖倒産を経て、
 一切の既存システムを破壊した後、
 ロシア=中国=ブリックス陣営の金融システムが
 世界各国に拡大する可能性がある。
★世界銀行のデジタル通貨
 IMF、世銀、G20、BISは2022年末までに、
 米ドルなどに連動する
 ステーブルコインの規制枠組みと、
 中央銀行デジタル通貨(CBDC)を
 推進している。
★これが「デジタル人民元」と相互乗り入れすれば、
 実質的に世界人類の管理監視ができる。
★こうした大胆なことをやるためには、
 説得型民主主義では遅すぎるので、
 ドイツ銀行の倒産を契機にして一気に世界金融地図を
 塗り替えるのではないだろうか。
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●日本人庶民生活はどうなるか 予想
★日本人はのんきだから、銀行停止でも仕方ないと従うのではないか?
★いったんは流通停止など、困ったことになる。
★行政システムも実質停止するが、行政機構は生きている。
★国家・地方行政における住民ケアとして、
 流通停止状況下における給食配給など、
 危機対応をしておく必要がある。
★地域社会の分断孤立化から、
 相互扶助の機運となる。
★石油電気エネルギー依存から、マキや焚火などの
 臨時エネルギーとなる。
★倒産や解雇などを経て、
 自給型の生活をするようになる。
★資産所有階級が破産するから
 階級の均一化となり、みんな貧乏になる。
★その後、社会体制の再構築を迫られる。
★戦後の焼け野原みたいな状況からの
 再出発という義務が国民の課題となる。