なぜなら、急激な人口減少が予見されるから。
人口の減少は、平均寿命を短くする。
年齢に関わらず減ってはいくが、
免疫力や体力に劣る高齢者の早死にが予見できる。
すると、社会に、どういう混沌化がおきるか。
どう、備えて行ったらいいのだろうか。
チェルノブイリ事故の5年後の1991年、その当時の人口は約5200万人。ところが年々、人口が減り続け、2010年には約4500万人になってしまった。19年で700万人もの人口減、その減少率は13%にもなる。 かつて75歳前後だったが、5〜10年後には55歳ほどに低下。
日本では農林水産業の担い手が高齢者。高齢者の早死にが過疎地農林水産業を壊滅させる。後継者の早期育成が急務だが、収入の低さ、仕事のきつさに後継無く、壊滅を待つだけ。
過疎地に帰って、農林水産業の後継者となるにも、都会で就労、住戸や家族あればそうは容易に帰れない。新規参入は権利の取得参入障壁があるのと、経験知識がないと無理。可能なのは後継者が帰村して稼業手伝いながら経験を積むしかないが、収入激減。これをどうするか。
チェルノ例で10年20年先の人口減があるが、自分も今55才だから10年後は65、20年後は75。すなわち死亡年齢で、現場労働をしたとしても、その頃には無理になる。そうすると若手20代、30代の帰村が、いまもとめられる。だが、実質、若者ほど都会に出るわけだ。
この予測記事は、まさに、未来の崩壊を示している。https://twitter.com/pecko178/status/392592737083473921 … 都会人が喰って単に早死にするのは勝手だが、拡散政策で、我々の暮らしを支えていた地方農水産の底辺が人員消滅。この衝撃を予見できないはずがない。
▶︎ウクライナじゃなく日本の平均寿命 ウクライナ保健省が日本のために出した数値
ご指摘ありましたので。 |
現在、地方疎開と農地借りてコメ作りなどされてる移住者がおられるが、農協の買い入れ価格崩壊と農薬資材費用の高騰でコメ農家が破産続出という。移住者でせっかく農業参入をはたしたのに、実情はつれないという。本来、希望の光であるはずの新規参入なのに!
現在の価格体系や消費構造から農水産生産を見ては閉塞的ですが、大災害や戦争や恐慌で、一気に価値体系は転換するでしょう。生産者が居なくなって供給が細って、そこに未曽有の事件災害戦争が襲うとき、まさに混沌の修羅場が訪れるでしょう。そのために今なすべきことは何か?
「とるなん」さんは、一家で関東から関西に移住し、農地借りて農産をしてるようだが、生活源はアルバイトやらの現金収入と、貯金くずしであるようだが、先駆的な先見の明がある。まぁ、そこまで専業化しなくても農家手伝いや直売所協力など、農水産現場に寄っていく方法もあるでしょう
現在の価値体系では農水産手伝いはバイト料でまともには現金化してくれないだろうが(激安)、自主お手伝いをとおして、生産流通販売加工など農水産のそばで得られる経験や知識や人脈が、混沌化が進みだしたら生きてくるはず。混沌化してしまってからでは遅いはず。
しかし、社会の混沌化への動向と、寿命の急激な短縮化をみると、もう、このまま座していては混沌に巻き込まれ大変なことになるゆえ、なにかしないではいられない。本格移住や新規参入まではいけなくても、※1農家手伝い事業や体験就労などの機会を利用して接触してみるのも手だろう。
※1農家手伝い事業や体験就労などの機会
「農家に宿泊して手伝い」で検索しても、出てくる。
また、場所が決まっているなら、そこの地方自治体に問い合わせてもいいかも。
また、※2農家に宿泊して手伝いというもんもあるようで、民泊させてもらい食事もくわせてもらいながら農家手伝いをするらしい・・・。都会で定職あれば長期休暇不可能でそういう機会に参加というのも無理だが。いずれにせよ、移住は、閉塞の突破口になる可能性をひめてはいる。
※2農家に宿泊して手伝い「ウーファー」制度
直近では、男性で「名も無き者」さんが都会で離職し、九州あたりで移住計画があるようです。自給参入もしたいという。村落での収入確保、また、自給活動など、時代の流れを読んで行動するあたりは、貴重な活動実践とよべるでしょう。成功をお祈りします。
名も無き者さん。先駆事例です、意欲的に、一反農業と、生産物通信販売で、就農参入をはたして軌道化している魁星さん。https://twitter.com/ayakaisei
移住で
●安全な移住先・活動地域をさだめる
●移住する
●その地域でアルバイト等の就労先をみつける
(主たる現金定収入をその業務で調達する)
●農地を借りる
●定職のあいまに農作業を行なう
●手間のかからない種類の作物を育てる
(たとえばジャガイモ、サツマイモ、タマネギなど)
●以上によって、場所と収入と耕作を実現する
ネットワーク
●移住先でのリアルな人的ネットワークの開発
都会で
●直売所や有機農家などをさがす
●理由を話して手伝いを申し出る
●可能な範囲で(土日など)手伝いをしてみる
●また、近隣に市民農園を借りる
●定職のあいまに農作業を行なう
●手間のかからない種類の作物を育てる
(たとえばジャガイモ、サツマイモ、タマネギなど)
●以上によって、実務と知識と経験と人脈を実現する
おまけ(時代認識)
追記 2015.11.29
衰退する農業・林業となくなる食糧NEVADAブログ2015.11.29より
農林水産省が27日発表しました2015年の「農林業センサス」によれば、1年以上作付けしていない「耕作放棄地」は42・4万ヘクタールと10年の前回調査(39・6万ヘクタール)から7%増え、富山県の面積に匹敵する規模となったとしています。
いや、米さえなくなる・・・ 農協の支所統合が急激に進んでおり、農協すら事実上解体に向かっている・・・ |