■フランス
写真4、5
フランスでは年金制度改悪への100万人超のデモが続く。3月23日の年金改革反対デモ参加者数はフランス全土で350万人!!
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パリ80万人、マルセイユ28万人、トゥルーズ15万人、ボルドー11万人、ナント8万人,リヨン、グルノーブル各5万5千人などとなっており、国民運動になっている。パリから始まったデモがフランス全土に広がり、今週末にかけて3倍になる予想だ。
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ガソリン輸送やゴミの収集まで止まりパリ市内がごみの山だ。ルーブル美術館が閉館して観光客足止め。消防士が抗議デモに参加。パリは放火で燃えている。
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なにが民衆を駆り立てるのか?
それほどまでに直接行動を引き起こすものはなにか?
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世界は、体制システムの崩壊と、民衆の蜂起、この両面からダイナミックに変化せざるを得ない・・・。
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それは世界のシャットダウンさえも沈黙のまま過ごしそうで、なんだか空恐ろしい。
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人間・人類の集合無意識については、心理学者のユングが解き明かしたことで知られている。
この世に生きるすべての人が共通で持ち合わせる潜在意識のことだ。そこでくりえいとは、イスラエル人の蜂起行動も、フランス人の蜂起行動も集合的にわれわれ日本人とも無意識下でつながっていると考える。
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そして、アメリカではどうか。圧倒的多数が銀行倒産におそれをなし、預金引き出し行動を行っている。アメリカ人は3 月 15 日までの 1 週間で、何と984 億ドルを米国の銀行から引き出した。この危険回避行動も集合的にわれわれ日本人とも無意識下でつながっていると考える。
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そうすると世界は今、体制、システム、金融資本家、政治家、中央銀行理事などの支配階級で「だいじょうぶだぁ~(志村けん)」みたいなお経が唱えられているが。
人類の集合無意識については「こりゃいかんぜよ(龍馬)」みたいな危機意識がフルスロットルで回転している。「どげんかせんといかん(そのまんま東)」な意識が高揚している。
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この両者の乖離・・・もうカオス寸前の、すれちがいは、もう収束などしない。もっと激しくなる。もっと限界まで行ってしまう。
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世界は沸騰しており、もう現体制が破壊されるまで行ってしまう。
俗にいう「コロナ前」はもうこない。あるのは「未踏の未来をサバイブして再生していくその気概とバイタリティ」だけだろう。
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シリコンバレー銀行とクレディスイスの破綻は、単なる号砲だ。
スタートしただけだ。
金融システムとか能書きを書いているくりえいとであるが、その変化の根底には集合無意識の葛藤があるという世界観である。
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