金融世界大戦(ロシア≒金本位制)

 ロシアが正式な金本位制に向けて、いったんルーブルを金に固定した。これを受けて、様々な異変が起きている。これからドルや円は壊れていくのだろう。これは金融世界大戦だ。地球上昇の最終ステージに向けて、ドルや円の崩壊プロセスをレポートします。

2022.04.01

●ロスチャイルド中央銀行がない国(赤色)

 なんと、ロシアにはロスチャイルド創立の中央銀行がなかったんだね。知らなかった。ロシアの立ち位置は、新世界秩序の確立に向けて、「加担者」なのか「そうでない」のか。同時に見ていきたい。また、西側が国際銀行決済システムSWIFTからロシアを締め出して制裁を加えましたが、それが有効な措置だったのかどうかも考えてみたい。

 

●金本位制の始まりでしょうか

 ロシア中央銀行は、2022328日付で、ロシア・ルーブル通貨が金に結合されることを正式に発表しました。 レートは金塊1グラムにつき5,000ルーブルです。328日からロシア中央銀行が金を固定価格で買取を発表。

 

1トロイオンスは32グラムなので、1オンスの金は16万ルーブルになり、これを米ドルに換算すると、ドルでは1オンス1928ドルのところ、ルーブルでは1600ドルで買えるということになります。金を安く買えるのは$よりもルーブルのほうです。

 

価格が戦略的ですね。これなら、ルーブルを売るどころか買うよね。

 

だからルーブルの価値が上がる。だから、「今の内に頭を下げてきたら、金をルーブルに交換したる」という強気のロシアなの。

さらにすごいのは、プーチンは、将来的に、ルーブルをゴールドに再ペグできるようになる。今日は5000ルーブル。明日は500、明後日は100、しあさっては10となる可能性がありますが、これは、ルーブルがさらに強い通貨となることを示しています。

 

●資源はルーブルで払いなさい

 プーチン大統領は、政府、中央銀行、ガスプロムバンクに対し、331日から始まるロシアの天然ガス料金の支払いをすべてルーブルに切り替えるために必要な措置をとることを承認しました。

 

ロシアのガスと石油を必要とするヨーロッパ(非友好国)は、金を使ってルーブルを買うか、金そのもので石油とガスの代金を支払わなければなりません。ロシアは「ルーブル決済が嫌ならガスは供給停止」とまで言いきっています。ドイツなどは5日以内に停電になる計算です。

 

プーチン大統領は、ルーブルを金に縛り付けたために起こったことについて、ビデオで公式声明を出した。 その声明のなかで彼は「人々は保有するドルやユーロを捨て、土地や食料、原材料などのより安全な投資先に向かうだろう」と予測しています。ドル紙幣を準備している国(例:日本)は、その使い道がなくなり紙幣を捨て始めるわけです。これは、ものすごい金融世界大戦の宣戦布告です。

 

●ドル紙幣を準備している国の行く末

 米国ドルが潰れる。つまりドルが潰れハイパーインフレになります。これはロシアへの制裁を決め込んだアメリカにブーメランが帰ってくるともいえます。また、ドルを持つ外国がドル準備を放棄するわけで(買い手もいないだろうが)、余剰ドルがすべて本国アメリカに戻ってくるようになり、米国の現在よりもさらに深刻なハイパーインフレを引き起こすことになります。

 

そんななか、世界中の銀行家が国家元首と電話をして、「ロシアがやったこと(今回の金本位制)は米ドルとユーロの両方を完全に破壊するだろう」と言ったようです。それらの銀行家は国家元首に対し「第三次世界大戦が直ちに開始されなければならない」※1 と言い放ちました。

 

じつはロシア中央銀行は、ウクライナ侵攻から数年前に、金の保有率を上げていました。ロシアは紛争前、ドル債権を5年売り越しゴールドを買っていた。

ゴールドが1極集中すれば、そこが次の金融制度の中心となる。世界基軸通貨の地位からドルを引きずり下ろし、また、元によるデジタル暗号通貨によるデジタル元がスタートするまえに、金本位ルーブルをスタートできたのは、大いにロシア優位だ。

 

●BRICS加盟国は新世界秩序の中心となる

 ロシアの副外相が語ったのは、ロシア主導の新世界秩序の考え方です。

 

NWOには2種類あるということがわかりますね。元々NWOとは西側米英バチカンDSの掲げた人類奴隷化プランです( =極左全体主義)。しかし、ここにきて明らかにされたNWOはプーチンの主導による露印中による共同体のようです。

 

中国、ロシア主導の国際資金決済システムにBRICS諸国が参加を検討しています。

 

「今後生まれる中露統一通貨は、金兌換制通貨になる。そして、徐々にそっちになびく国が増えて来る。つまり、資源の現物に裏打ちされた通貨が主流になっていく。そして米ドル基軸体制の方は潰れてく。実際は何の資源も持たず、資源の裏打ちがない通貨(例:円)は無価値になっていく」

 

この展望は、中ロ主導の新世界秩序があるという論ですが、じつは新世界秩序はそもそも共産左派なわけで、きわめて中ロとの親和性が高いのです。むしろ、世界政府は中国の進化版だといわれ、世界人民の監視管理などは、中国の政治そのものなのです。

 

こうして俯瞰してみると、西側米英バチカンDSの掲げた新世界秩序と、中ロ主導の新世界秩序が戦うという図式「金融世界大戦」は、彼らが好む「両建て政策」である、という見方ができます。

 

アセンション実践倶楽部では、「金融世界大戦」を通してグレートリセットをさらに進め、結果、中ロ主導の新世界秩序が基軸になっていくという見方をしています。

 

●欧州や日本は、ルーブルでガス代を払うことになる

 もしくは金地金など、ロシアがほしがる他の資産で支払うことになる。米国側は、プーチンの言うことをきかないわけにいかない。
穀物輸出業者連合は外国の銀行が供給品の支払いに備えてルーブルの準備金を持つべきだと提案している。

 

●ロシア「ルーブルで支払え」

 SWIFTからロシアを排除したものの、ロシア産天然ガスの料金は、ルーブルで支払うしかありません。プーチン大統領は、非友好国とのロシア産天然ガスのルーブル決算での新しい手続きに関する法令に署名を行った。

 

 「ロシアの天然ガスを購入するには、ロシアの銀行にルーブルの口座を開設しなければならない。明日、41日より供給がはじまる天然ガスの決済は、まさにこの口座が使用される」と語った。

 

何度も言うが、米欧のドルなど不換紙幣は紙くずになっていくだろう。円は、どっちの金融体制につくかですね。今の流れだと米欧と同調して心中破滅でしょう。

 

●蘇るルーブル

なんと、日本円の方がロシア・ルーブルよりも下げてしまいました。 制裁を下す側の通貨が、制裁された国の通貨よりも価値が下がる、その理由は「資源との裏付け」です。

 

すべてのロシアの輸出はルーブルになる可能性があります。 クレムリンのスポックスドミトリー・ペスコフは「国のすべてのエネルギーと商品の輸出がルーブルで値付けされる可能性がある」ことを示した。ロシアはすでに「敵対国へのガス輸出はロシア通貨で支払われるべきである」と要求している。

 

プーチン大統領自身は、「ドルへの信頼がついに損なわれた」と信じているので、まもなく多くの世界の国々が近い将来、紙とデジタル貯蓄を土地、食料、金などの実際の資産に変換し始めるだろう。「私はこれが起こると確信している」とプーチンは言った。

 

ロシアのルーブルはこれから爆騰する。なぜなら、世界で最初に金本位制に近い制度を導入したので、5000ルーブルが金1グラムに基づいた通貨になった。今後、金1グラムが 3万円に爆騰すると5000ルーブルが3万円の価値に上昇するわけで、ゆえにルーブルがよみがえるのです!

 

 

●アメリカのハイエナ年金基金

抜け目ない、アメリカの年金基金がロシア株を買ってたり、ゴールドマンやモルガンがルーブルを買い漁ってるなんてニュースもありました。

 

ローマ教皇庁の資金管理と運営を行う組織バチカン銀行「神の銀行」とも呼ばれる宗教事業協会は、直近で初めてルーブルでガス代を支払ったそうで中央銀行から1000万ユーロ相当のルーブルを購入したとの事です。バチカンといえば「西側米英バチカンDS」の軍団ですので、早くも両建てのなかで「露中軍団」への鞍替えが出始めたのかもしれません。

 

●日本円はどうなるか?

円はすでにルーブルにさえ負けて、かつ、世界のどの通貨にも負けて、単独で超円安になっている(125円)が、日銀は対策を打てないだろう。

円安で、輸入に頼るエネルギーほか、食糧、材料、半導体などすべてがインフレ化します。すでに、スーパーや卸商社では10~20%値上げが起きているほか、物資の流通停止が起きています。

ルーブルが金で担保されるようになった事で、「ドルも金本位制に戻せばいいじゃないか」と考える人も出てきます。そうなればFRB連邦準備制度は廃止しなくてはならないわけです。すると、米ドルは国際基軸通貨の地位を追われます。FRBロスチャイルドとしては、とうてい承服しかねるわけで、それゆえルーブルが先行する金本位的通貨を壊したいと思うわけです。

だから国際銀行資本家が「第三次世界大戦が直ちに開始されなければならない」※1 と言ったのは、「ロシアをはじめすべての金融システムを第三次世界大戦でリセットしたい」という願望の現れでしょう。

 

ただし繰り返しますが、しょせんは「両建て政策」なので、「金融世界大戦」を通してグレートリセットをさらに進め混乱に陥れるのが目的であることを忘れないでください

 

●面子にこだわるEUの自業自得

EUはさすがに見栄があるから、ルーブルに頭を下げて「天然ガスを売ってください」とは言えないわけです。そうするとガスの供給停止で、数日、数週間の備蓄在庫が切れたら、ヨーロッパ生活が停止しかねません。もし金融経済が崩壊したら数日後、アメリカ経済も連動して崩壊します。そして、日本も連れられて崩壊します。

 

こうした経済分析はどこまで当たるかはわかりませんが、もっと確からしい指標がありますので、それをもとに今後の展望を分析しましょう。

 

ごらんのグラフは、金と原油が高騰していることを示しています。ドルを支えていたのは信用創造という虚構の利権でした。一方、ルーブルは、実物(金や資源)の裏付けができましたので、圧倒的に実物(金や資源)の価格が上昇しています。

 

日本にとっては輸入する物資価格の上昇に加え、円の暴落による輸入コスト増大がダブルパンチです。つまり「ハイパーインフレ」の予兆が揃ったわけです。

 

為替は株式市場どころの小さな規模ではないので、日銀にも政府にも介入などで打つ手はないのです。口先介入など小手先のことで大きな潮流は変えることができません。ですから、ここからインフレの怖さを知る時が来るのです。

 

●地球上昇の最終ステージに向けて、所有の手放し

このドルや円の崩壊が、「金融世界大戦」を通したグレートリセットだという理由は、プーチンも世界経済フォーラムでシュワブと懇意だったという経緯からも、やはり中ロによる新世界秩序のイニシャチブを獲ろうとしているんだと思います。綺麗な歴史的な言い方をすれば「ドル基軸体制から中ロ金本位制への権限の移譲」です。

 

ここで、よく考えないといけないのは、「ドル基軸体制から中ロ金本位制へ変わっても、カネはカネ」ということです。

 

地球上では金融経済生活しか選べないし、カネにまつわる束縛から解き放たれることがありません。GESARA・NESARAにしても、(借金は帳消しになったと仮定しても)、次に来るベーシックインカムという名の国家配給支配は続くわけで、カネ支配がより巧妙化していくといっていいでしょう。

 

しかも、地球上では「所有」という観念が人間の思考と欲望を支配しており、これは政府やDS支配よりはるかに重大な「人間バグ」です。

 

ですからプーチンも「資源は自分の国のもの」という所有の優越性から、金資源や天然ガス資源を国の戦略物資として金融戦争に打って出たのです。

 

しかし、宇宙の法則では、これはおかしい。

 

「自分の国のもの」も、ましてや「自分のもの」さえも、宇宙ではじつは存在しません。「自分のもの」に見えるのはマトリクスだからだし、その認識の始原は「欲望」という「人間バグ」になります。

 

全ては、宇宙から借りてるものなのに「私のだ!」と思うのはおかしいのです。

このへんを利用して今回のグレートリセットでは「あなたは何も所有せず幸福です」という未来支配を描いています。非所有を押し付けてくるのです。

 

「所有欲望」という「人間バグ」を悟るからではなく、世界政府が所有を管理し、人民からは所有権をはく奪するのです。なんか・・・すっきりしませんね。

 

ここに苦しみがあるとすれば、それを突破するには「執着せずに所有を手放すしかない」のです。

 

●所有の象徴である、お金・物資の手放し

もっとすごいのは、人間の執着や煩悩の相棒である「お金や物資が崩壊していく」プロセスを経験する私たちです。お金があっても、食料や物資がない時代が始まっています。今日であった金融機関の人は「新車をオーダーして1年たつがまだ納車めどさえ立たない」と言っていました。

 

物資の不足は物資価値の上昇(お金の価値低下)を現し、超インフレを伴います。だから、ここで「お金や物資に左右されない生活基盤と、所有意識の手放し」が必要になってきます。

 

お金や物資に左右されない生活基盤とは、買うのではなく食べ物を採取したり自給したりすることです。多くは栽培できなくても身近な数人を養える食糧があることは、精神の安定につながり、アセンションにも良い方向にはたらきます。おすそ分けできるだけの量が確保できればもっといいですね。

 

所有意識の手放しとは、欲しい欲しいという飢餓のような欲望をしっかり受け止め、克服していかねばなりません。

いま、自然農をしておられる方は、すでに経済収支の枠を超えて、つつましく暮らしを自立されているかもしれません。断捨離や、ミニマム生活など、所有による豊かさではない方向に向かっていくしかないでしょう。

 

必須物資の備蓄。

これは当人が重要視するものをあらかじめ備えておけば、インフレ時にも気休めになっていいでしょう。しかし、今回のインフレは物資不足を伴い全商品に及ぶでしょうから、短期間の備蓄なら使い果たしてしまうでしょうから、結局は備蓄に頼るのも考えものですね。

 

近所の数人での物資の使いまわしなど、個人優先の所有観念ではなく、向こう三軒両隣な暮らしが戻ってくることを願います。ただし、田舎でも分断が進み、共同化などという意識は現時点では希薄であることも事実です。

 

参考までに消費生活についての私の意見が新聞に載りました。

●凛として死を受け入れ立ち向かう...か

日本の財政システムの崩壊があると、次期日本政府は「世界政府の日本支店」のような立ち位置で、国民を世界政府的な方法で統治してくるでしょう。具体的には自民維新公明などの集合政権なのでしょう。

 

統治目的。

 

一つは徴税の完璧化。

このために預金通帳と連動するマイナンバー制度で、徴税を抜けもれなく実施するでしょう。

もう一つは、国民福祉の統一化。

これには各種福祉制度を総括したベーシックインカムを充当し、支払いはマイナンバー口座にキャッシュレスデジタル円で振り込まれるでしょう。

 

このマイナンバー制度による国民監視が、憲法の改定にともなって、ワクチン接種とのひもづけまで採用されてしまうと、もはや、国民に逃げ場はなくなってしまします。これを称して「一人も残さない」と彼らは公言しています。

 

このような個人の包囲網は、霊的な生き方とは矛盾するため、政府によるベーシックインカム給付を拒否するという人も出てくるでしょう。さらには、「ワクチン接種パスポートなどいらない」と接種を拒否するという人も現れるでしょう。

 

このとき民衆に立ちはだかるのは、改定された憲法や、WHOによって締結させられたワクチン接種義務条項などです。

 

これが成立すると、非政府を選択した国民に法律違反での「逮捕」「強制」ということが行われる可能性があります。その場合、「不本意に従うか」「凛として死すら視野に入れて立ち向かうか」を決めて、実行しなければならないでしょう。

 

アセンションとは生きたまま次元上昇の経験をすることだと、私は考えていましたが、けっしてそれだけではないのでしょうね。

 

最後は「凛として死を受け入れ立ち向かう」ことも、しっかり自問自答しておきたいと思ったことでした。